クルマ

TOYOTAハイブリット車のバッテリー上がりの対処法

私、整備士なのでクルマの事、イロイロきかれます。

今回聞かれた内容は、ハイブリット車のアクアがバッテリーが上がってしまったので「ブースターケーブル」をつないでエンジンをかけたかったということでした。

ハイブリット車には、2つのバッテリーがつまれています。

1、電気モーターを動かすための、駆動用HVバッテリー

2、、ハイブリッドシステムを起動させたり、ライト類やパワーウィンドウ、ドアロックなどを作動させる補機バッテリー。普通乗用車と同じ12Vの鉛バッテリー

この2つ目の補機バッテリーがあがるとエンジンの始動ができなくなります。

ほとんどのハイブリット車のエンジンルームには、ハイブリットシステムの部品のおかげで、バッテリーを置くスペースがありません。

そのため、ふつうの車のようにバッテリーにブースターケーブルをつないでかけることが出来ません。

なのでTOYOTAハイブリッド車のバッテリー上がりの対処法を紹介します。

ボンネットをあける

ボンネットを開けてエンジンルームにバッテリーが有るか確認します。ハイブリッド車はエンジンルームにバッテリーがあるクルマとないクルマがあります。

エンジンルームにバッテリーがある

エンジンルームにバッテリーがあれば普通のクルマと同じように、バッテリーにブースターケーブルやジャンプスターターをつないでエンジンをかけます。

エンジンルームにバッテリーがない

エンジンルームにバッテリーがないクルマは、バッテリーに直接ブースターケーブルやジャンプスターターをつながなくてもいいように、

応急用の接続端子があります。

エンジンルームの右側に黒い箱があるのでふたをあけます。(写真の赤○

ふたを開け、赤い「+」マークのふたをあける。

赤い「+」マークのふたをあけると応急接続用の金属部品(端子)が出てくるので、その端子に「+」のケーブルをつないで、「-」は青○の辺りの塗装されていない金属部分につなぎます。

あとは普通のクルマと同じようにつないでいきます。

ブースターケーブルのつなげ方

1、ハイブリッド車の応急接続用の端子にプラスケーブルをつなげる。

2、助けに来たクルマのバッテリーの「+」ターミナルに、プラスケーブルの反対側をつなげる。

3、助けに来たクルマのバッテリーの「-」ターミナルに、マイナスケーブルをつなげる。

4、ハイブリッド車の塗装されていない金属部分に、マイナスケーブルの反対側をつなげる。

5、エンジンをかける。

ブースターケーブルのはずし方

ブースターケーブルはずし方は、つなげた時の逆に外します。

1、ハイブリット車のマイナスケーブルをはずす。

2、助けに来たクルマのマイナスケーブルをはずす。

3、助けに来たクルマのプラスケーブルをはずす。

4、ハイブリット車のプラスケーブルをはずす。

5、応急用の接続端子の赤いふたを閉めて、黒いカバーをしめる。

注意する事

ハイブリット車でバッテリーの上がったクルマを助けることは、絶対にしないでください。

ハイブリット車でハイブリット車を助けるのもダメです。

バッテリー上がりのクルマのエンジンがかかった瞬間に、ハイブリット車に大電流が流れてハイブリットユニットなどが壊れる可能性があるからです。

まとめ

エンジンルームにバッテリーがないハイブリット車の場合、バッテリーがシートの下やトランクに置いてあります。

ハイブリット車のオーナーさんの中には、ハイブリット車のバッテリーは上がらない。

と思っている方もいますが、電気モーターを使って走れるというだけで、ふつうの車とかわりません。

長期間動かさなかったり、ルームランプとかのつけっぱなしをすれば、バッテリー上がりをおこしますし、

だいたい3~4年での補機バッテリーの交換も必要になります。

もしハイブリット車がバッテリー上がりで困っていたらぜひ助けてあげてください。

初めて

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