船に乗って沖に出て今まで釣ったことのない魚を釣りたいけど、船酔いが心配で船釣りをためらっている人に出来るだけ船酔いしない方法をしょうかいします。
そもそもなぜ船酔いするのか?
乗り物酔い(船酔い・車酔い・空酔い)加速度病または動揺秒といいます。
主な原因は胃腸の揺れ、自律神経の乱れによるものです。
人は脳で「目」・「筋肉」・「内耳」の情報から倒れないように体をコントロールしています(平衡機能)。
船に乗ると波や風、うねりによって前後・左右・上下・回転という複雑な動きをします。
その揺れに対してバランスを保とうとする信号を脳へ送るのですが、目・筋肉・内耳からの慣れない刺激情報が頻繁に送られ脳が混乱してしまいます。
混乱した脳が自律神経の副交感神経を刺激し、緊張状態になってしまいます。
胃腸の働きに大きく関係している副交感神経が興奮状態のため、胃腸が過剰に反応してしまい、吐き気の症状がでると言われています。
船酔いの初期症状
まれに突然気持ち悪くなることもありますが、多くは船酔いの前段階のサインが体に現れます。船酔いの初期の症状は
・眠くないのに「あくび」が出る
・満腹でもないのに「ゲップ」がでる。
・胃腸に不快感、違和感がでる。
・冷や汗が出る
・呼吸が浅く荒くなる。
この3つの症状がでたら、酔い止めを飲んだり、寝るなどの対策をしましょう。
船酔いをしやすい5大要因
・疲労
・寝不足
・二日酔い
・前日、当日朝の暴飲暴食
・酔いそうだな~ぁと思ってしまう精神的なこと(過去に酔ったことによるトラウ マ)
とにかく万全に体調を整えておくことで船酔いはかなりおさえられます。病は気からというように酔いそうだなってことは思わない、考えない。ゼンゼン余裕だぜぃ!!と自分に暗示をかけましょう。
船酔いを予防する方法
1.十分な睡眠
船に乗る前の日はしっかり7~8時間は寝る。寝不足、体調不良は一番船酔いしやすい。
2.空腹、満腹にしない
胃の中に何も入っていない。逆に入りすぎていてもダメです。前日は翌日胃もたれするような脂っこいものはさけ、朝食は軽めにとる。
空腹状態だと、胃が揺さぶられ酔いの原因にもなります。
3.酔い止め薬を飲む
乗船の30分前に「酔い止め薬」を飲んでおく。それでも心配な人は前日の寝る前にも「酔い止め薬」を飲む。
オススメの酔い止めは、アネロン「ニスキャップ」です。
4.揺れの少ない釣り座に座る
船の真ん中の胴の間に座る。ここが揺れの一番少ない所で船長の近くなのでいろいろアドバイスを受けることもできるので初心者にはオススメです。
5.臭いに気を付ける
船のエンジンから出る排気ガスの臭いや、夏場のコマセの臭いはかなり強烈です。コマセを使わない釣り船を選んだり、新鮮な空気を吸うようにしましょう。タバコの臭いと自分の食事の臭いも気を付ける。
6.手元を見ずに遠くを見る
仕掛けやノットを組むなど手元を見ないといけないものは前日に準備する。準備してても糸とか結ばないといけないときは、目の高さで作業する。釣っている最中は当たりを見るために穂先を「ジーッ」と見てしまうことがあるので、遠くの景色(山とか)や、沖で何もないときは空を見上げる。
7.波の低い・凪(なぎ)の日を選ぶ
インターネットやスマホアプリの天気予報から波の高さ予報が確認して、釣行の予定をたてる。
8.船と一心同体になる
頭を船に付けてなるべく頭を揺すらないようにする。
9.釣果をあげる
釣って酔いの事を忘れる。
10.慣れる
何回も釣り船に乗る。
11.胸・お腹を締め付けるない
体を締め付けるようなきつい服をきない。ベルトを締めすぎない。
12.酔うと思わない、考えない
病は気から。釣りに集中する。
13.水分をとる
こまめに水分を取って脱水症状にきをつける。あと酔い止め薬を飲むと喉が渇くこともあるのでしかっり水分補給する。
それでも酔ってしまったら
事前の準備や対策をしても酔ってしまう事もあります。そんなときは
1.寝る
2.我慢せずに吐く
3.横になって目を閉じる
まとめ
酔った人しかわからないあの辛さ。船酔いのサインが出始めたら深呼吸して横になって寝てしまうことです。ほんの数分寝るだけでも回復します。
我慢をして悪化すると辛いだけで釣りどころではなくなってしまいます。
船酔いは恥ずかしい事ではないので、早めに対処して釣りを楽しみましょう。