せっかく釣った高級なマイカやアオリイカ。
持ち帰り方を間違えると、色が悪くなってしまったり、身が水を吸ってしまい、味はもちろんのこと見た目も悪くなってします。
新鮮なイカの半透明でコリコリした食感で食べられるように持ち帰り方をまとめました。
私が実践した方法と、イロイロ調べて試したいと思ったことを紹介していきます。
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書いてあること
鮮度が良いイカとは
鮮度が良いイカは死んでいても色素細胞は生きていて、触ったりして刺激を与えると色が変わる。
身が白くなく透明感がある。
鮮度を落とさずキレイにイカを持ち帰るには
1.しっかり冷やす(冷やし過ぎはダメ)
イカは温度が高いとすぐに鮮度が落ちてしまいます。
特にイカメタルなど真夏のイカ釣りは夜でも気温が高いので、野締めの場合は、放置し過ぎないように。(野締めとは、釣った魚を氷水に浸けて〆ること。イカの場合海水からザルなどにあげて窒息させる。)
また、冷やし過ぎると墨袋が縮んで破れてしまい、墨が出てしまう事があるそうです。
2.真水(水道水)に触れさせない
釣ったイカを真水で作った氷や、氷が解けた水に触れさせない。氷が解けた海水も同じです。
浸透圧によりイカが水分(真水)を吸ってしまい、身が水っぽくなる。
水分は塩分の低いものから高いものへ移動します。イカは海水で生活しており塩分が高く、真水に塩分はありません。
なので真水をイカの身が吸ってしまう。
3.墨を吐かせて締める
墨を吐かせて締めないと、袋に入れた時に、袋のなかで墨を吐いてイカが墨まみれになり、見た目が悪くなってしまう。
イカスミが苦手な人は墨のニオイがきになってしまう。
釣ったイカをすぐにクーラーや袋に入れずにイケスや海水の入ったバケツに入れて、墨を吐かせます(完全に吐かせることは無理だとおもいます。)。
4.イカを重ねない、詰めすぎない。
イカを重ねると墨袋が破れて墨が出てしまうのと、重なっている部分が冷えないので鮮度がおちてしまう。
この4点を抑えておけば、鮮度、見た目もよくおいしくたべられるます。
お好みで
1.イカを〆る
ネットなどで調べるとイカは、〆ても〆なくてもあまり味には影響しないみたいです。
イカ釣りは、釣れるとき3桁釣る人もいるぐらい大漁になります。そうなると1杯ずつ〆るのは大変なので、〆ないみたいです。
〆たい方は神経締めをしましょう。
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アオリイカは、まず頭と胴の付け根を、胴の方向斜め45度くらいにイカ締めピックをさす。次に同じ付け根を足の方向斜め45度くらいにピックをさす。スーッと色が変われば成功。
マイカやスルメイカは、内臓と胴体のつながっているところをカットする。アオリイカ同様に色が変わって、胴体がキュッとしまれば成功。
2.〆た後、墨と海水を絞る
イケスで墨を吐かせても墨が残っていたり、体内に海水がたまっていることがあるので気になる方は軽く絞り出します。
色々なイカの持ち帰り方
釣ったイカをそのままクーラーボックスに入れる。
クーラーボックスにバラ氷やいた氷を敷いてその上に釣ったイカを入れていく。
クーラーボックスが墨で汚れても気にしない人や、袋に入れるのが面倒な人。
爆釣で袋に入れる時間がもったいない人向きです。
メリット
釣れたらクーラーボックスに入れていくだけ。
数が釣れた時などは手間がかからない。
デメリット
墨でクーラーボックスが汚れる。
イカが重なっている部分が冷えない。
水に触れてしまうので、身が水っぽくなる。
袋に小分けする。
チャック付きの袋などに小分けして入れる。
イロイロなサイズの袋が売られているので、自分の使い方にあった物を探してみましょう。
メリット
袋に入れるのでクーラーボックスが汚れない。
水に触れることがない。
沖漬けもできる。
デメリット
たくさん詰めすぎると冷えない部分ができてしまう。
墨を吐かせておかないと袋の中が墨まみれになる。
活きたまま入れると、イカが袋に噛みつき穴が開く。(特に沖漬けをするときは注意しないと調味料が漏れ出し、沖漬けが失敗する。)
トロ箱やトレーに並べてクーラーボックスへ
トロ箱は魚などを入れる木製の箱でが、木製のために汚れや臭いが染みついて汚くなってしまいます。
そこで、各釣り具メーカーからイカ専用のトロ箱が発売されています。
熱伝導性の良いアルミを使ったものや、樹脂製のもがあり、臭いや、墨で汚れても手入れがしやすくなっています。
底にはスリットや穴が開いていて、イカから墨や海水が出てもトレーに溜まらずに下に落ちていくので、墨や海水に浸かることありませんし、トレーを重ねることもでき、たくさん釣れても持ち帰ることができます。
問題なのはトレーがかさむのと、値段です。
安いもので¥2678。高いものだと¥6246。
それを3枚そろえると¥8034~¥18738とお高いです。
そこでみなさんイロイロと代用品で
100均のトレーやザル、アルミ製の調理用バットとかを加工したりして使っている人もいます。
メリット
イカ同士が重なったりしないので、均一に冷やせる。
トレーにスリットや穴が開いている物なら、墨やに水が抜けていくので、浸かる事がない。
アルミ製なら熱伝導性が良いのでよく冷やせる。
トレーが重ねらるので数が釣れても大丈夫。
デメリット
かさばる。
クーラーボックスの中がトレーが場所を取ってしまい、自分の食べ物・飲み物が入らなくなる可能性がある。
直接クーラーボックスに入れたり、袋に入れるやり方だと、氷に直接または間接的に接触するのでしっかり冷やすことが出来ますが、トレーやザルの場合一番下は氷の上にトレーを置けますが2段目3段目になってくるとクーラーボックス内の冷気で冷やすことになるので、ある程度保冷力のあるクーラーボックスが必要になる。
値段が高い。
私が実際に行ったイカの持ち帰り方
クーラーボックスに入れておく氷ですが、売られている氷を使うのではなく、コーヒーの1リットルのペットボトルを凍らせる方法です。
ペットボトルを使えば氷が解けても真水が出ることもありませんし、コーヒーのペットボトルは四角いので、敷き詰めれば平らにできます。
釣ったイカは、イケスである程度墨を吐かせてから袋に小分けして持ち帰りました。
小分けの袋はチャック付きのアルミパックをつかいました。
アルミパックを使った理由は、沖漬けを作る時に、活きたままのイカと調味料を入れますが、普通の袋だとイカが噛みついて袋に穴を開けてしまい、調味料が漏れてしまうのを防ぐためです。
またアルミは熱伝導性が良いので素早く冷やすことができます。
あと、直接氷に触れて氷焼けをふせぐためです。
まとめると、墨を吐かせたイカをアルミパックに入れてペットボトル氷入りクーラーボックスで持ち帰るです。
反省点はまずイカを〆なかったことにより、やはり袋の中で墨を吐かれてしまい、イカが墨まみれになってしまいました。
逆に良かった点は、アルミ製の袋を使ったおかげで沖漬けの袋に噛みつかれた跡があったけれど、穴が開かず、調味料が漏れることもありませんでした。
〆た後冷やした海水にイカを浸けて持ち帰る。
この方法はネットで見つけた方法なのですが、墨を吐かせて〆た後冷やした海水に浸けた状態で持ち帰り、家に帰ってから袋に小分けするのです。
真水にふれるのは絶対にダメですが、イカが死んでしまうと海水もダメという人もいますが、この方法で持ち帰っている人によると、
〆て冷やした海水に浸けたものと、普通に冷やした状態のイカを食べたのですが、味に違いは感じられないといっていました。
また、冷やした海水に浸けて持ち帰ったイカの鮮度もかなり良い状態だったみたいです。
これの注意点も冷やし過ぎは厳禁みたいです。やはり墨袋が破けてしまうみたいです。
試してみたい。イカを活かして持ち帰る方法。
私が調べていて絶対に試してみたい方法があったので、次回試してみたいとおもいます。
その方法は、イカを活かした状態で持ち帰る方法です。
活きた状態で持ち帰れれば最高に鮮度が良い状態でイカが食べられることになります。
観賞魚を買ったことがある人なら、ご存知と思いますが魚と水を袋に入れて、酸素を袋に充てんして持ち帰りますよね。
それと同じことを、釣ったイカでやるのです。
用意するものは、袋、輪ゴム、酸素缶の3点。
充てんする酸素の量にもよると思いますが2時間位~2日間位は活きているそうです。
活きている時間にかなり差があるのですが、これは袋やイカの大きさや海水と酸素の充てん量の差だと思うので何回か試してみないと最適大きさや量などはわかりませんね。
冷やし過ぎると早く死んでしまうらしいので、冷やし過ぎ注意みたいです。
おわり
新鮮な状態でイカを持ち帰るには
1.墨を吐かせてから〆る。
2.真水に触れさせない。
3.しっかり冷やす。(冷やし過ぎはダメ、冷やしムラのが無いように。)
この3点が鮮度を落とさずに新鮮な状態で持ち帰る最低条件なで、後は袋に入れたり、トレーに並べるなどお好みの方法で持ち帰ればいいと思いますが、
やっぱり活かした状態でもちかえってみたいです。